言葉のいちばんうしろ

something

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←夢のスケッチ

もともと夢なんてそういうものだけど、突然すぎて、悲しく、とても不思議な出来事

甥の透が一人取り残されて、大好きだったママ、バーバ、チッチ、ほとんどの家族が何か得体の知れない事態に巻き込まれ、突然彼の前から消えてしまった。一時的に彼に会うことを許されたみんなは、大きな宇宙船のようなもので指定された場所に現れた。そこは赤くこげ焼けた土と触れたとたんに崩れてしまいそうな岩と古びた建物が用意されていて、僕らのほかには人影が見当たらない場所だった。
「ただいま」
お留守番をしていた子供に言うように。一人地球に取り残された彼にみんなが言った。彼は僕に「どうして、ママとバーバとチッチはいなかったの。」と聞いてきた。戸惑いを隠しながらも、出来るだけわかりやすく直接的な表現を避けながら説明しようとした。僕はペンを持ち絵を描いて説明しようとした。だけど、すでに僕は過去にその絵を描いていたからその必要はなかった。厳密に言えば用意していた。それは、僕の意志にかかわらずそこにあるものだった。その絵を指しながら「今、透は地球って言う線路の上を走る列車に乗ってるんよね。そう、これが透の乗ってる列車ね。それで、ママたちは透が乗ってる列車のすぐ後ろを走ってる列車に乗ってるんよ。だからいつでも会えるわけじゃない。でも、いつもすごく近くで透のことを見守ってるんよ。」とまで言い終えて、自分も存在していないものだったことに気づいた。
起きて気づくと、行き場を失った涙がこぼれようとしていた。よくわからないけど、S3のサマーベットの上でひとりつじつまの合わない話に、ただただ涙があふれてきた。
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by maasaan | 2005-05-24 20:05 | et cetera